★5 | 阪東妻三郎演じる富島松五郎の生涯を俯瞰したとき、たかだか中年時代からの後半生にも満たないはずのこの物語が『無法松の一生』などと題されるのは、彼にとって沢村アキヲや園井恵子との日々こそが「一生」だからだろう。車輪を軸に繰り広げられる「走馬灯」のイメージに嗚咽をこらえることはできない。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★5 | すげー、ホントおんなじだよ、こりゃ。(先に観た'58年版と比べての感想)[新文芸坐]
[review] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | 男気溢れる竹を割ったような性格の松五郎演じる阪妻に感動し、永遠に語り継がれるゴッド宮川の神技によるラストシーンに感無量!古き良き日本の香りがフィルムから漂いCG映像で疲れ気味な人々を癒してくれる稲垣監督の最高傑作!!
(ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★5 | この映画においても、宮川一夫のカメラの存在抜きに語り得ない。
[review] (ゑぎ) | [投票(7)] |
★5 | 稲垣浩監督の最も充実した若き日の名作。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 60年前の映画に“斬新”という言葉は適切ではないが、この実験的な撮影表現はまぎれもなく前衛である。松五郎の子供時代の回想シーンは目を見張る。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | この物語では色恋は秘めているからこそ映えるのではないかと思う次第…映画好きに喧嘩売ってるような発言かもしれませんけど、これが私の本音です。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 松の純情に号泣!親をヤルと言うことは、自身の子供時代をやり直すという事だと実感 [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★4 | 元宝塚男役スター園井恵子は稲垣監督にボロクソ貶されながら役を演じたそうだが、そういう苦悩が奇しくも未亡人のそれと重なり、更に二年後の悲劇的最期と結びついて神秘的ともいえる趣を讃えている。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 園井恵子の儚げだが、凛とした美しさに目を奪われた。無法松を信頼しきっている感じもよく出ていた。せっかくのクライマックスの太鼓と音がややズレているのが残念。 (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 例えばここに一生独身を通した男がいたとして、無法松みたいに誰か操を立てた女性がいたなどとは今じゃ誰も考えないだろうが、どこか心を打つものがある。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | ラストシーンの坂妻の姿はいまだに脳裏に焼き付いている。後々の時代にも、ビデオではなくスクリーンで見てもらいたい映画のひとつ。仰ぎ見る感じで。 (tredair) | [投票] |
★5 | 「オレの心はきたない」。ラスト間際のそのセリフで、打算にまみれたわが身は悶絶。何てこと言うんだ! [review] (くたー) | [投票(3)] |
★4 | 無法松は2度切られた [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★5 | 冒頭、二階屋から移動したカメラが映し出す路地。遊ぶ子供たち、叱る母親。歩いてくる巡査。。この時点で早や心は戦前にタイムスリップ。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 当処ない人生は生きる縁を得ることで180度変わる。だけど負い被さって懐いた子はやがて成長し遠くに巣立っていくだろう。それも又人生。煌めく日々の運動会と対置される少年時代の遠出の追憶。博多太鼓と連なる宮川のディゾルフ乱れ打ちは切られ無惨。 (けにろん) | [投票] |
★5 | 無法松の豪快で粗野だけど、優しくて憎めないキャラを阪妻が完璧なまでに表現し尽くしている。映画とはあくまで娯楽なのだと、心底教えてくれる作品。 (直人) | [投票] |
★4 | 痛快でした。園井恵子もすばらしい。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 松が一度だけ泣いたという回想の後、ぼんぼんが松に向ける共感の眼差しが、何とも云えぬほどいい。共感は美しい。 (寒山拾得) | [投票(3)] |