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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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白夜(2009/日)************

★3昭和三〇年代日本映画と見紛うような古めかしいダイアローグ。下手糞! と初め思われた眞木大輔の発するそれが段々と味になるのだから侮れない。堂々巡りのようでしなやかに進行している螺旋階段のような作劇にも納得。だが「着替え」等々の楔の演出にもっと感動が欲しい。「赤い橋」も映画を担うほどの場所か。 (3819695)[投票]
★4真っ向勝負の直球メロドラマであり、しかも、近年まれにみる良質の反号泣恋愛映画である。台詞、音楽、撮影のどれをとっても陳腐にすら見えかねない定型でありながら、眞木と吉瀬の地味にリアルな存在感と、執拗な映画的反復により通俗性が撹拌、浄化されている。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5発想の発端はブレッソンであったにせよ、正反なグダグダで饒舌なダイアローグ劇。しかし、それを完璧にこなす主役2人に瞠目した。緊密なサスペンスが持続する果てに男と女の関係は所詮はロジカルには帰結し得ないという諦念。妥協なき真理の呈示。 (けにろん)[投票(2)]