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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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おとうと(1960/日)************

★4岸恵子に女学生の役をやらせるのは無理があると思うが、その他は良し。とりわけ田中絹代演じる母親の心情が変化してゆく描写。[Video] [review] (Yasu)[投票(1)]
★3どのカットにも、登場人物にぴったりと寄り添っている黒という色の限りない深み。これがいいんです。この色の存在によって、岸恵子 が、「姉」という意外に類例のない役柄をこなしきれている。 (ジェリー)[投票]
★4前半は分かり易いコメディ、後半は一転して鎮魂歌やお経の練習の日々を活写しつづけていたカメラのファインダーを覗く宮川一夫の能力にジェラシー。岸恵子の、か細い開花しきれていない美しき蕾をフィルムに残した「岸残し」が最高である。演出技術とともに撮影者がどれだけ重要かが分かる逸品ではないだろうか。 [review] (ジャイアント白田)[投票(1)]
★4市川崑宮川一夫の代表作で、宮川の「銀残し」の効果がつとに有名な映画だが、実をいうと、波や提灯のような映画の風景とは異なる繋ぎのカットは私の好みではないし、オーヴァーラップも巧くない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4日経新聞「私の履歴書」で有馬稲子さんの連載されている記事がとても気になりました。 [review] (chokobo)[投票]
★4市川崑の大正という時代の画作りへのこだわりは、例の「銀残し」だけにとどまるものではなく、美術、衣装、照明、あるいはあのレトロな音楽にいたるまで、もはや偏執的といっていいほどのものが見られ、それはそれで自分には嬉しいものがあった。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★3姉が抱き、弟が感じた愛のようなも。少女から娘へと成長する姉自信にも、母性愛・兄弟愛・異性愛の境界は見えていない。鷹揚な父親と教条的な継母の空虚で形式的な家庭で、思春期の姉弟が紡ぎ出すプラトニックな愛情にクールなエロティシズムが漂う。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★3映画単体として考えるなら、これは最高級の作品。ただし、私自身の何かがこの作品を拒否する。レビュー書くも複雑な心境だよ。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3繊細な照明、華麗なカメラ、センスが悪くて演出意図不明な監督がひとり・・・ [review] (ボイス母)[投票]
★4当人同士でも図りきれない「気持ち」ってのは確かに存在するわけで、それをありのままに捉えようとした市川崑の試みは正しいとしか言いようがない。大喧嘩の最中、川口の鼻をつまみながらチラっと微笑む岸恵子には僕も降参です。 (町田)[投票(5)]
★3川口浩がダメだなあ。特に後半の喋り方がまったく受け入れられない。 (TOMIMORI)[投票]
★4伝説の「銀残し」 (ペペロンチーノ)[投票]
★3暗黒波動が渦巻く家庭でも健気な姉弟はかく生きたという視点は無い。両者は乖離し相克を見ずドラマトゥルギー無きなかの歪な変質趣味と宮川の強固な偏執審美のみが際だつ。甘ったれた「おとうと」にも最後まで共感できない。ジェラシーかもだが。 (けにろん)[投票(3)]
★4市川崑の作品はいつでも不気味な雰囲気がある。この作品もそうだが、不気味だからこそ文学的な気高さが際立つし、岸恵子の美しさも際立っている。江波杏子がまだダミ声になってないのにビックリ。['03.6.19京都文化博物館] (直人)[投票(3)]