★5 | 誇りについての映画。改めて見直してみると『荒野の女たち』級の傑作だ。本当にジョン・フォードには駄作がない。人類史上最高の映画監督だ。
[review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | 順を追って証言で語られる、目を離させない展開。まるでジェロニモのような美しきストロード。白人が有色人種を広い心で受け入れるような平等主義的差別観はフォードらしいと処理するにして、彼の作品に似つかわない卑劣な犯罪が意外。ハンターとタワーズの美男美女コンビも意外。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 南北戦争後の黒人部隊という設定が興味深いうえ、フォードらしいユーモアを交えた冤罪裁判劇としてのサスペンスも素晴らしい。公民権運動まっ盛りの合衆国ならでは傑作。偏見と逆境のもと気高く描かれる黒人たちに比べ相変わらず先住民の蛮人扱いもまた合衆国。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | インディアンによる襲撃を受けた日の晩、うっすらと夜霧のたちこめる中、仲間の黒人兵士らによって謡われるバファロー大尉の歌をバックに暗闇に浮かび上がるウッデイ・ストロードの姿に代表されるように、光と影・白人と黒人・騎兵隊とインディアンなどの対比を巧みに織り込むことによって、人間の尊厳が高らかに謳われている。中でも上記シーンも含めた夜間のシーンには思わずため息が漏れる。 (田原木) | [投票(2)] |
★4 | 何より、ウディ・ストロードの気品ある佇まいが映画全体に品格をもたらす。コミカルさを差配した法廷での会話劇と、回想シーンの大平原でのアクションとの切り返しが妙味だし、深夜の鉄道駅でのシーンの緊迫感も堪らない。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |