「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
引き裂かれた女(2007/仏=独) |
シャブロルは潔い。こゝでも矢張り、殆どプロットの関連、科白や所作の意味を説明しようともしない。観客は出来事の真っただ中に放り込まれ、前後の説明もないまゝ「なんで?なんで?」と思いながら画面を凝視するしかないのだが、それでも面白い。いやそれこそが面白さなのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
冒頭のただならぬ「赤」に始まり、ひとつひとつのシーンは緊張感に溢れ引き付けられるのだが、良く言えば展開が予測不能、悪く言えば取り散らかしたまま問題の驚愕唖然のラストへ至る。全て喜劇として思い直せば割り切れなくもないが、といって面白い分けではない。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
そこかよっ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票] | |
アレン的爺い万歳映画かと思うそばから展開は微妙にズレ出し、ブニュエル臭漂う隠蔽されたド変態要素を垣間見せつつ、やがては行ってこいな遠い地平で詠嘆でもするのかと思えば、いけしゃあしゃあと引き裂かれましたって…辞世のギャグとしてお茶目。 (けにろん) | [投票] |