★3 | 虚飾で塗り固められ、その自覚の有無すら怪しい松山ケンイチはいかにも山下敦弘が好みそうなキャラクタではあるものの、一見して初期の作風との隔たりはいっそう顕著だ。演出家としての山下の本質が「作風」などではなく「アクティング・ディレクション」にあることは、ここにおいてもはや明らかだろう。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★5 | 1970年前後。僕はまだ20歳前。この当時は大学生であることは僕には十分大人であるように思っていた。その2,3年の違いは現代に比べ飛躍的に大きい。大きすぎる。そして僕にとってこの映画は遠い世代の二人の男の話である。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | ベトナム戦争は早々と本国アメリカ映画で総括されたが、日本の学生運動は総括されていない。またこれも総括されなかった。(2011/12/24) [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 今、日本映画界にあって「横柄さ」を演じて右に出る者のいない三浦友和。彼が体現した社会部部長が依拠する権威と権力こそが、当時の若者が漠然と嫌悪し本能的に抗ったものの正体である。何故なら、旧弊に守られその座を占めた男は決して泣かないものだから。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★2 | 少しは正しいこともした。そう言ってもらいたいのが見え見えで、しらける。反省が足りないんじゃないか。 (G31) | [投票] |
★3 | 映画が進めば進むほど、梅山が器の小さいダメ人間であることが露呈していくわけだが、逆にそれを演ずる松山ケンイチは水を得た魚のように活き活きしていく。 (赤い戦車) | [投票(3)] |
★5 | 偽物を本気で描ける山下敦弘は本物だ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★4 | 松山ケンイチの怪演が引っ張る引っ張る。ファナティックなんだか、計算づくなんだかわからなくなる不気味さが絶品。 [review] (緑雨) | [投票] |
★3 | 本流の片隅で隠花の如くに朽ちるしかない物語なのだが、ダメなことを追求するでもなく自己憐憫にすすり泣くナルシズムにはゲンナリする。ただ、時代描写の類を見ない充実とエドワード・ヤン的湿度と粘度の汎アジアなテイストに「演出」を感じた。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 時代は若返ったのだろうか、一体。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |