「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
アマチュア(1979/ポーランド) |
こういう夫婦の心の襞ってあるよね。夫がだんだん関心が他に向かっていく事に哀しみと絶望を感じる妻。子供が生まれて絶頂期なのに。人ごとでなくあの時の私たちを垣間見てしまった感。丁寧に喪失感を描いている。秀作。 (セント) | [投票(2)] | |
何かを得る為には何かを棄てないといけない。しかし、男は棄てたものを何時までも忘れることが出来ないのである。痛い映画だが、この頃のキェシロフスキは映画をモチーフとして使ったメタ構造を昇華させるトリッキーなケレンが未だ無く少しく物足りない。 (けにろん) | [投票(1)] | |
畳みかけるような編集が21世紀的で、とりあえず画で提示して後に物語を付け足す話術もそうだ。物語上は意味がなかった断片、酔っ払い運転の車とか演習のガスマスクとかの頻出がリアルを肉付けしており、作品の主題に絶妙に沿っている。 [review] (寒山拾得) | [投票] |