★4 | マルクス兄弟にしても『赤ちゃん教育』にしても、このブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスなど比較にならぬほど気の触れた作中人物は映画史上にごまんといたわけだが、キャラクタの異常性に診断名を与えることでもって物語の動力源を調達するあたり、これは確かに現代的気分の喜劇である。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | シェイキーな手持ちの多用、素早いパン、ティルト。その場に居合わせ、ことの成り行きを目の当たりにしている感覚−臨場感を醸成しようという意図のみなぎるカメラワークだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | 主役の二人がうつ病だというのも現代的設定なのか。確かにちょっとしたことでお騒ぎを繰り返す男は正真正銘の病人らしき状況証拠を呈しているが、、。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | パットの無骨な未練とティファニーの無遠慮な焦りが、家族や友人らの空騒ぎのなかで中和され、愛おしさへと昇華する。前作『ザ・ファイター』もそうだが、ラッセルは傷んだ者たちの懸命さに滲む「可笑しさ」という、きわどいユーモアをすくい上げるのが上手い。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 騒々しい映画で、かつ長かった。最後の方だけ良かった。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | 噂に違わぬジェニファーの魅力と存在感。愛想の欠片もない仏頂面、微妙にユルい頬のライン。ジョギングコースに唐突に横入りするタイミングと迫力!走る、踊る、身体性の映画であることもまた嬉しい。 [review] (緑雨) | [投票(5)] |
★5 | 病み人たることからの帰還は済し崩しだが、ジェニファーのケツの据わった真っ直ぐ視線を受け、その純情を受け止める男冥利な桃源郷。ワイルダー『アパート』の男女逆転倒置の素晴らしい焼き直し。ラッセルの共同体志向が加味された頂上的達成。 (けにろん) | [投票(2)] |