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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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リアル〜完全なる首長竜の日〜(2013/日)************

★3脳内と現実という内外の関係に過去へ遡る時間軸を埋め込む語り口が上手く、暴れまわる首長竜をいささかの疑問も抱かせず見せきった説得力はみごと。意味や理由を嫌う黒沢清が自らの観念趣味を封印し、原作エンタメの映像化に徹した良質のラブ・サスペンス。 (ぽんしゅう)[投票]
★4キャストや主題歌のみならずミステリ仕立ての展開や泣かせっぽい演出などメジャー作品であることを意識した形跡は見られるが、結局は終末観の描写や廃墟の画や突拍子もない笑えるシーンなどといった黒沢清らしさばかりが目につく異様にバランス悪い珍品。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★3「円」(テーブル、地球儀、信号、道路標識、ラケットとボール)「赤」(カバンやドラム缶)「水」(飲む行為の反復など)頻出するモチーフが結局は全て意味に繋がってしまう安易さが物足りないが、モノトーンな撮影・照明は良い。主観と客観の混乱が油断ならない不穏さを醸し出す。ただし場面毎の編集の組み立ては『LOFT』などに比べるとアップありきで若干心理的か。フィロソフィカルゾンビの中川信夫っぽい描き方に痺れる。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
★3「完全なる娯楽映画やるぜ!」って黒沢清の意気込みは買う。がんばれ黒沢清!俺はこの映画を推すよ。★3だけど。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★3ハッタリが転じて何かしら形而上的なムードを醸すならともかく、馬脚を現しジュブナイルな怪異譚に矮小化する様は、まるで『回路』の焼き直しのようだし、終盤にヤンチャし放題なのも同じ。首長竜の動きはオットセイぽくて気持ち悪さがある。唯一素晴らしい。 (けにろん)[投票]