★3 | 手持ちの筆が軒並み太すぎるバズ・ラーマンにフィツジェラルドの書写など望むべくもないが、豪奢であることの貧しさ、華やかさの裏の切なさ、祭りのあとの侘しさは曲がりなりにも描けている。「自動車」に不吉の影を見たモータリゼーション時代の原作の意を汲み、超高速運転など自動車演出の無茶も冒す。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★2 | 映画における創造性減退の一局面を典型的に示した比類なき凡作。手数の多さと効果の薄さがコントラスト強く映る。さんざん登場を焦らした後の主役登場の演出のつたなさに寒さを感じるだろう。1920年代に今の音楽を使った神経の太さは、むしろ買ってもよいと思う。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | いかにも「オージービーフ食ってるぜ!」的な映画を撮るバズ・ラーマンによるコント。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 花火をバックにしたギャツビー初登場カットの演出があまりにイケてないのでビックリした。ディカプリオの微妙な笑顔には思わずバカリズムの表情を重ねてしまったぞ。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 逐一絵面で説明したがるラーマンに語らずに語るの極意なぞ言っても無駄なのであって、原作文を得意げに画面に貼る恥知らずにはキッチュの本質をさえ窺わせる。ともかく画面を虚構で充実させる努力は大したもので、それが主人公の本質に絶妙にリンクする。 (けにろん) | [投票(5)] |