★3 | 「地獄でなぜ悪い」か、私なりに回答を試みよう。「地獄」なる何かが先立って存在し、それに対して「良い」「悪い」といった価値判断が下されたのではない。ある種の「悪い」場/状態/もの/ことを、あるとき人は「地獄」と名づけたのだ。したがって件の問いは問いとして成立しない。無意義の文である。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★5 | 園子温のたまりまくったマグマを発散しちゃったらこうなるねん、とでも言いたそうな怪作。いやあ、面白かった。映画が好きなんだよね、園も僕たちも、そしてこの作品に出演した全俳優・スタッフたちも。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 文字通り血の雨を降らせ、血の海を出現させる友近の過剰さに感嘆し、「言葉」の具現化にかける園子温の執着と遊び心に喝采を贈る。圧倒的な過剰さで善も悪も蹴散らし秩序を無に帰す平田(長谷川博己)に、真性の紊乱者としての園の本性が覗く快作。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★4 | カメラもストーリーテリングも縦横無尽!自由自在!抱腹絶倒!阿鼻叫喚! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★3 | バカバカしい(よい意味で)。他の園作品と比べて、余計なテーマ性などなく、娯楽に徹しているのがよい。國村隼、二階堂ふみ、星野源らの物語と、長谷川博己らの物語が、殴り込み映画撮影で融合していく高揚感。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 自己愛に塗れた耐え難いテーマで、設定も後付け丸出しだ。園子温が10年前に撮ってたら臭くて見れなかったろうが、20年前の『自転車吐息』の初々しさを強引に俎上に乗せ『熱帯魚』な東映イズムで料理した。なら、尚更に安易なCG血糊は興ざめだった。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 長谷川博己の神憑りな映画愛にはある種の感銘を覚えるものの、その向かう先が原菜乃華への少女愛ではどうにも貧しいし、今更やくざ出入りを地獄と云われてもそれがどうしたとしか思われず、深作のブラック・ユーモアの足元にも及ばない。 (寒山拾得) | [投票] |