★5 | 映画やアニメーションとして云々するより、ひとまずギザの大ピラミッドやシスティーナ礼拝堂の天井画などと並べ置いてみたほうが落ち着きがよい。技術と予算を中心とする膨大な数と種類の諸条件が満たされたとき、人類はこれほどの創造物をものにしてしまえるのかと、ほとんど呆れにも近い畏れを覚える。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★3 | 実はもっと「映画」のルールからの自由(それはいわゆる実写映画における撮影や編集の制限からの自由)を期待していた。そういう意味で瞠目したのは、矢張り誰もが驚愕するであろう、後半の、かぐや姫が御簾の中からいきなり逃げ出し、疾走し、山を駆け回る、ちょっと凄いスピード感の創出部分ぐらいなのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(12)] |
★4 | 誰もが知っているという触れ込みの竹取物語、しかし実は僕は一度も岩波の薄い原書を読んだこともなければ、現代語訳の短編小説を読んだこともありません。ただ絵本等で断片的にある程度の話を知っているだけ。 [review] (セント) | [投票] |
★5 | かすれ歪み一瞬たりとも定型を構成しない輪郭線は、まさにこの世の無常の具象化。自然の摂理を経てこの世に誕生した生命ではなく、生まれながらにして生をまっとうできない運命の「かぐや姫」もまた無常の象徴。その裏返しとしての現世肯定に涙が止まらなかった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★5 | 本当にこの人は変わらない。そしてその変わらなさが、とても頼もしい。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 筆で書いた線のような独特のタッチに味はある。味を出すので精一杯という感じが、ものさびしいだけだ。 [review] (G31) | [投票(3)] |
★4 | 総数約1150〜1200ショットといったところか。何故今「かぐや姫」を撮らなければならなかったか。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★4 | 女童がいい仕事してる [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | アニメーションとして、姫(竹の子)の赤ん坊から幼少期にかけての描写が素晴らしい。泣き出したり、寝返りしたり、這い這いしたり、立ち上がって歩いたり、という表情や動作の可愛らしさ。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★3 | ずっと『ハイジ』がチラつく。都はフランクフルトで相模はロッテンマイヤーだ。不毛な月世界対比の現世のエコ賛歌は『狸合戦』。成程高畑の集大成かもだが、ならば少女のリリシズムをこそ全面開花させて欲しかった。キャラが背景に埋没する手法も買えぬ。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 『千と千尋』のように二人は手を取り合って宙を舞うが、ここから受ける印象は正反対だ。 [review] (寒山拾得) | [投票(5)] |