★3 | 作為じみた特殊状況下に敢えて類型的な人物を置くことで、その類型性を突き詰めようという思考実験。小悧巧に段取りをつけてその優等生的な企みを成功させたところで、観客にもたらされるのは「映画体験」ではなく既知の事柄の「確認作業」でしかない。安心と安全が保証されているので需要はあるだろう。 (3819695) | [投票(2)] |
★4 | まあ、題材がイマでも一応センセーショナルではある。しかもポルノでなくて劇映画に仕上げるっていうんで、テーマは当然必要となって来る。でもなあ、、
[review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | はたして理性は性交の妨げになっているのか、その秘匿こそが「一年中発情期」という生物的に恥ずべく異常性欲の源なのか。そんな矛盾を人は「人間らしさ」と呼ぶことで獣との一線を引いて痩せ我慢をしているわけで、その可笑しさと悲しさがいまひとつ響いてこない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 一応は醒めた社交性が支配する場に於いて乱交ではない相対の交合いが秩序を保たれつつ繰り広げられる点に於いてマニュアルに支配された今を撃っている。宴のあとの冷めた朝の空気が良い。その中で唯一何かを穿とうとした男も玉砕し果てる。半端ない虚無感だ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 六本木のフォニーな夜を愉しめた人愉しめなかった人。撮影も音楽もVシネマ程度だがホンはすこぶる面白い。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |