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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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アメリカン・スナイパー(2014/米)************

★4この映画にふさわしい賛辞とは何かを考え、誇張の抑制という言葉を思いついた。生々しい事実を映画にしてしまうことが暴挙と知っているゆえの慎みと謙虚さを、クリント・イーストウッドはこれまでの作品以上に大事にしている。主人公が照準スコープを凝視するときの瞳孔の奥のゆらめきを言葉にできたらと思わずにいられない。 (ジェリー)[投票(1)]
★3例えばクリスが狙撃手・ムスタファに狙われるテラスの場面で、鎖に繋がれた犬が急に出てきて吠える。これは面白い。また、砂嵐=騎兵隊としての見せ方についても、私はいいと思う。砂塵で画面を覆うのは、『アイガー・サンクション』を思い起こさせるし、スペクタキュラーの造型としても簡潔さが気持ちいい。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★1イーストウッドの映画である、と思えない。放ったらかしの伏線、意味ありげでそうではない回想、バーの一人飲みや娘の新生児室の場面、、、、どうしちまったんだろう、、、。 [review] (動物園のクマ)[投票(1)]
★4クリス・カイルの死が、映画そのものを変えてしまった。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★4女や子供を撃って英雄になった話しなど聞いたことがない。そんな奴がいたとしたら、何らかの教条に縛られた思考狭窄者だ。殺人を使命とする狙撃兵の神話化とは、国家の冷血さを隠すための国家による詭弁でしかない。愛国という呪文が人の倫理を麻痺させる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★4多分本作は好戦的とか反戦的とかそういう観方で語るべきものじゃ無いんだろう。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★4戦場での善と平和な内地での善は質が異なる。だから帰還する兵士は様々な問題を抱え込む。だがその実、それに対処するためにもベースは人間善なのだ。 [review] (G31)[投票]
★3冒頭からこれまでのイーストウッド作品に比べショット数が異様に多く※、観客を混乱させる。主人公や敵スナイパーの位置を明示することもせず、被狙撃者との距離関係も覚束ない。それは米本土とイラクとの距離感覚の無さの描写としても表れている。こうした「距離の廃棄」は藤井仁子の本作への批評(http://kobe-eiga.net/webspecial/review/2015/03/374/)が示す様に、主人公の伝説化を促すものなのかも知れぬ。しかしだ。 [review] (赤い戦車)[投票]
★4揺らぐ、星条旗 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
★3全編に漲る緊張感は流石だが、期待していた「イーストウッドらしさ」は影を潜めている。『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』と何が違うのか?と問われると容易に答えられない。御大の手によってもなお、米国があの戦争を主観的に昇華するにはまだ時間が足りないということか。 (緑雨)[投票(1)]
★3イーストウッド版『グリーンベレー』とまでは言わぬが矢張り9・11を起点とした報復論理で捉えた戦争は自国民の犠牲という帰結への詠嘆では事足りぬ。砦からの脱出ばりのクライマックスも陳腐。イラク側スナイパーの更なるフィーチャーこそ要件だった。 (けにろん)[投票(3)]