★3 | むしろマシュー・ヴォーンは感情のぎりぎりを描ける作家のはずだと期待もしていただけに、この空騒ぎには大いに不興を覚える。格闘場面におけるコレオグラフィと俳優の体さばきは見事と云ってもよいが、シーン総体を視覚的に構想する力は貧弱なものだ。『キル・ビル』青葉屋シークェンスを規範としたい。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★3 | 英国社会に根強く残る階級社会への殴り込みの体をベースとした主人公の成長潭としては楽しい。 [review] (ナム太郎) | [投票(3)] |
★4 | アメコミヒーローの空疎なリメイクに食傷ぎみの身には、自信満々、嫌味すれすれのコリン・ファースのドヤ顔が人間臭さくて心地よい。さらに、彼の諜報話に程よく若手の選抜話が絡み合い、単純な007パロディの域を脱しオリジナル性を獲得してめっほう面白い。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | これだけ正統的なスパイ映画がこの時代に作られるとは。そこに喜びを禁じ得ない。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | ハミルで幕開くかのサーガを思わせる継承に纏わる王道的体裁は主演2人の好演により過不足ない強固さなのだが、中盤の教会の逸脱をもってしても尚予定調和だ。やはり白眉はサイケなマジックマッシュルーム雲の連打に尽きる。本質に迫る爆笑の回顧趣味だ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 血肉が飛び散らない意匠に悪ふざけ以上のマインドが見いだせない一方で、労働者パンクがITブタにナカユビ突き立てるみたいな話は、最大公約数にかかる記号の網羅を義務付けられた昨今のエンタメ商品としての需要は満たしているのだろう。 (kiona) | [投票(1)] |