「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
サウルの息子(2015/ハンガリー) |
昔懐かしスタンダード画面。カメラはサウルだけを追う。クローズアップ。彼とともに動く。望遠レンズで撮ったかのように彼の周囲はボケている。しかし、観客はそれが何を表わしているのかつぶさに気づく。それは人間が見てはならないものなのだ。 [review] (セント) | [投票(3)] | |
主人公を中心に据え状況を限定的にしか示さない本作の手法は、確かに収容所の閉鎖性と拘束者の思考麻痺を表現して斬新だが、安易な恐怖映画が手持ちカメラの主観ショットを多用するのとどこか似ている。視線の強要は洗脳でもあり観客の想像力も限定してしまう。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] | |
たとえ生きることを諦めた中でも、希望は持てる。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] | |
ダルデンヌ兄弟のような撮影に違和感がある。醜い光景を見たくなくでも見ざるを得ない、という生理をやんわり否定しているような品の良さが言外に醸し出され、衝撃を弱めている。 [review] (寒山拾得) | [投票] |