★4 | 携帯電話の映画。携帯電話という道具立ての映画性を再認識させてくれる。タブレット端末の画面の文字ではこうはいかないのだ。いや実は、何度も出てくる、主人公サリーとその妻との携帯電話での会話シーンが最も象徴的ではあると思うのだが、それだけでなく...
[review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | こういうみんなが知っている事故を映画化する意義はどこにあるのか、をずっと考えていました。だいたいイーストウッドはもう余裕だから、作りたい映画しか作らないんだよね。そんなイーストウッドの心境を探ると、、。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 削ぎ落とされてうまい、がそれ以上ではない。腕を磨いたプロがその腕の信頼の下、沈着に難度の高い選択を決断した。腕と連帯を別々に磨いた多くの人が参加した。この監督の腕なら、このくらいの話はすぐ撮れる、ということだろう。映像としての面白みがないのがその証拠。 [review] (動物園のクマ) | [投票] |
★5 | 老練。驚くような短さながら、完成されたとしか言いようがない作品。 [review] (ナム太郎) | [投票(4)] |
★4 | すでに結果が分かっている事象を、巧みに時制を制御した構成と演出と編集で、一気に見せきるワン・イシュー映画の手本。あまりの手際の良さに、良くも悪くも、話の結末よりも、語り口の上手さに感動する。コスパの高さで冗長なCG大作の鼻を明かす愛すべき小品。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 裁判映画の定式に則った上で、ちゃんと個性を出す。これが一流監督だ。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 全盛期に比べると照明などどうしようもなく衰えているが、回想にしても架空の事故ショットにしても、はたまたクライマックスにしても、どれも普通だったらこんなことやらないという珍妙さと軽さに満ちていてミステリアス。この謎めいた感覚は新しい。3.5 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 実話、美談であることや真相を探るミステリは本質ではなく、これは「決断と責任」を描いた物語だ。その点でとてもイーストウッドらしい。 [review] (緑雨) | [投票] |
★4 | 惨事に際し冷静な機長はもとより仕事にぶれない熟練の客室乗務員と統御された乗客。躊躇ないフェリー船長や沿岸警備隊員。それらの集積が善意の理想郷を現出させたことが「奇跡」。逆転劇は小噺程度の内実でしかないことはイーストウッドも解っている。 (けにろん) | [投票(3)] |