★3 | 彼らの描く表意文字へのSF的興味より、同一事象に対する人類の対応のダイバーシティ性に関心が向く(ように作られている)。俯瞰された人類の実態と人類への期待とが共に描かれ主題は好ましい。しかしいくらなんでもここまで説話の時制が複雑だとフラストレーションが溜まってしまう。観客に聡明さを求める作品に魅力は感じない。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | ファーストカット、画面全体が黒く、俄かには何が映っているのか判然としないのだが、徐々に木目が見え、天井の移動撮影だと分かる。大きな窓のある湖畔の家のリビング。その天井だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(6)] |
★4 | いろいろと言いたくなることはあるが、見終わった後にぐるりぐるりとゆっくり音を立てて頭が前に後ろに回る音がしたのは確か。それは、美しい音楽と美しい宇宙船のカタチにも原因がある。今、ここ、目の前の小さな喜びを大切にしていきたい。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 言語は思想のツール化であり武器でもある。我々の言語を教える(強制する)ことでも、彼らの言語を学ぶ(準じる)ことでもなく、あらたな共通言語を発見し、その体系に身も心もゆだねることで、互いの思想や生き方に順応し、今までとは別の関係性を創造するということ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★3 | ジェレミー・レナーはこの作品でもホークアイ的立場だった。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 突然の宇宙船の出現により世の中が騒然とする状況との対比で、奇妙なほど静かに徴用され、次第に「彼ら」とのコミュニケーションに魅了されていく主人公の姿が、世俗が削ぎ落とされていくような清々とした空気感を生む。前半は不思議な魅力がある。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | モンタナ山間部に浮遊する「殻」の画とアルメンドロス的採光を筆頭に物語構築の破綻を強固なシークェンス造形で凌ぐ。中国軍に係る禁じ手ギリの展開も式典描写のコクで納得させられ一応了承するのだ。蛸宇宙人のゲンナリ感も文字のオリジナリティが補完した。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 大風呂敷の広げ方は堂々たるものだが、回収はセカイ系の受難劇 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |