「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
アス(2019/米) |
都市伝説の真顔語り。あるいは法螺ホラー。『ゲット・アウト』より『イット・フォローズ』の次作と云ったほうが得心の捗りそうな味わいは、当然ながらマイケル・ジオラキス撮影の醒めた文体に拠るところが大きい。物語は畢竟、原題の意味するものが「私たち」から「合衆国」へ移行する過程、それである。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
大ボラ吹き映画として楽しく見られる。細かいところにツッコミを入れても仕方がない映画だ。ウサギの顔から、ゆっくりカメラが引くと、ケージが沢山ある部屋、というこの被写体をクレジットバックに選択する意思決定がジョークのようなものだろう。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
図式的だし厭らしい演出も目に付くのだが、一家族の惨劇が急に世界の崩壊へとスケールアップする描写が少しカーペンターチックで楽しくなる。まあカーペンターならもっと聡明に撮るだろうし、つまらん説明とか全部省いて「人の線」の画の強さで勝負するだろうけど。前作よりは映画寄り。3.5 (赤い戦車) | [投票] |