「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
空に住む(2020/日) |
主要人物の設定やキャラ造型も、私には、どうもありきたり(どっかで見たことがあるような、もっと云えば、マーケティング優先でAIがハコ書きをこしらえたような)ものにしか思えなかった。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
最近青山の作品は見ていなかったので、気になり拝見。随分と我々市井の現実からは遊離した世界のお話でございます。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
タイトルの「空」とは空(から)っぽ、空疎のことのようだ。高層マンションの外観をはじめ“風景”は、ほとんど描かれず視線は常に人と人の関係に向けられる。その人物たちに魅力がない分けではないが何故か話が深まらないのは、やはり主人公が空っぽだからだろうか。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
依る処見つからない彼女がタワマンの高層階という中空の覚束なさの中で逆説的に何かが解放される。柵から隔絶された幻影の恋が舞い降り、浮世の垢を癒してくれた猫は逝く。これからは呑んで溜めた怒りや苛立ちも大声で表明するだろう。透明感に彩られた寓話。 (けにろん) | [投票(1)] |