「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
真実一路(1954/日) |
民家の横の道を騎馬数騎(乗馬した軍人たち)がキャンター(駈歩)で駈けていく。昭和6年。登校する小学生2人が、騎馬を見て、勇ましいな!みたいな会話。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
誠実のために真実を偽ることと、本能のままに真実を貫くことの苦悩、などという青臭い主題が愛憎まみれて語られるわけだが、節度を持った川島雄三の演出で嫌味や臭さはない。墓地沿いのロングテークなど野心的な場面もあるが、概して分り易さ重視の正当調。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
「弥平さんはお前の父親じゃないんだ」「ええっ」みたいなメロドラマ。不良がこんな簡単に悔悛するなら便利でよい。軍人の乗馬や東北飢饉の寄付金、千人針などの風俗描写がよく、小学校の前転用マットが昭和6年当時からあったのは個人的に発見だったがそのくらい。 [review] (寒山拾得) | [投票] |