★5 | この作品自体とんでもない傑作なのだが、現在の視点からするとこれも『プレイタイム』への橋渡し的作品でしかないという見方もできるのだから、ジャック・タチはつくづく怖ろしい映画作家だ。 [review] (3819695) | [投票] |
★5 | これはヤッパリ恐るべき傑作。ジャック・タチはまるで数学者のように映画を作る。空間処理の面白さ−高低をいかした縦構図、わざと平面的な(蟻の巣の断面ような)空間の提示。その中で動き回る人間達が殆ど完璧な可愛らしさだ。原っぱのような場所での子供達のシーンは、スタイルは異なるがまるで小津の空気感。 (ゑぎ) | [投票(5)] |
★5 | この映画の面白さとは別に、ユロ氏の主体性無さには本当にびっくりした。
(tomcot) | [投票(2)] |
★4 | 小津と斎藤高順のコンビを思い起こさせる。映る人間が、人間ではなく可愛い生き物に見える不思議な風景は、彼が映像作家であることを示している。すごいけど、目を離せない迫力まではないのは何故かな?こっちの目線が落ち着かないからかな? (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | ユロの生き方って、結構憧れると共に、身につまされる部分もあります。それを心地良い笑いに昇華できるのが巧さですね。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | キュート、キュート、キュート!! [review] (ボイス母) | [投票(6)] |
★4 | 素晴らしい哉、アルペル邸の造型!前作と打って変わり、これはまるでSF映画だ。装置ばかりでなく、キャラも良く立っていて、『モダンタイムス』的機械時代風刺と、子供たちを上手に使ったフランス郊外の描写が、違和感の無い連続性を持って脇腹をくすぐる。ピアノ、アコーディオン、ヴァイブ、バンジョーと変奏される、メロディーも印象的。 [review] (町田) | [投票] |
★3 | 笑いの強度が低いし、ややクドい。ストーリーもあるにはあるが、間延びしていて、あまり用を成していない。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 家の造形センスなど確かに凄いが、あまりにもイメージが一貫しすぎているせいか途中で飽きてしまった。この世界観は『散歩する惑星』やオタール・イオセリアーニ作品に少し受け継がれていると思う。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★5 | 陽気なカウリスマキ(05・10・14) [review] (山本美容室) | [投票(5)] |
★5 | 10代の少女にもすっかり大人の紳士にも、ユロ氏はスクリーンの前に座る誰もに平等に魅力をふりまく。品のよいオトナのユーモアとコドモ心に満ちたオシャレ感覚。センスがよいということは、きっとこういうことなんだろう。 (tredair) | [投票(3)] |
★5 | センスのいいコミックを見ている様。徹底して人物の顔が見えそではっきり見えないカメラの距離感が、何となく温かく見守りたくなる気分にさせてくれる。 [review] (くたー) | [投票(2)] |
★3 | タチの画面構成があまりに完璧すぎて、不確定要素として存在するムッシュ・ユロ氏がどこか居心地悪そうに画面内をうろちょろしている。ユロの出てこないショットの方が完成度が高い。この不協和音は大傑作『プレイタイム』において見事に解消される。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | ムッシュ・ユロは「ムーミン」だ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★5 | 一芸だけを只管な拘りと信念で繰り返し続けた孤高の作家の理想的到達点。独善的な文明批判と潔癖主義なユーモアは軽妙な音楽と膨よかな色彩で丸められ、更に少年視線によって客体化される。ある意味、無欲な享楽や逆しまな愚鈍はファシズムと紙一重なのだが。 (けにろん) | [投票(1)] |