★3 | 製作会社の近代映画協会の苦境を逆手に取ったその実験精神は買うが、肝心なところで詰めが甘いような気がする。[フィルムセンター] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★3 | 後半の構図のフォトジェニックさは時に神懸かったものがある。櫓をこぐ舟が右から左へ、スコープ画面を横切っていくカット。あるいは、斜面の画面。左上から右下への斜面の定着。子供が斜面へ出た際の、背景の雲の形も素晴らしい。
[review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 「水」が命の源ですよ、というテーマを掲げた時点で評価は決まる。「水」を求め「水」に苦しめられる貧しさとの闘い。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | 豊な暮らし、楽しい暮らし、自由な暮らし。そんな美辞を剥ぎ取ってしまえば“暮らす”とは、日々を生きること。生きるということは、最期に向かって一歩一歩進むこと。ただ黙々と・・・。虚飾を廃した営みのなんと力強く美しいこと。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | 殿山泰司の無表情が逆に雄弁に語っている。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 映画の原点に帰る作品。台詞はなくとも溢れてくる言霊がそこにはある。 [review] (RED DANCER) | [投票(1)] |
★2 | 修行なのか拷問なのか、それともただ単にバカにされているだけなのか?判断が難しい〜新藤兼人の脳内昔話因習編 [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★3 | 俺がこの映画で言いたいことは、「美しく生きる」ってことだ。 俺の作った映画じゃないけどね。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | とにかく悲しい映画。乙羽信子と殿山泰司、ラストの芝居は素晴らしい。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 何かもう一息足りないような気がする。でも、その実験性は素晴らしい。最後の最後まで「本当に台詞がまったくなければ」もっと好きになれたかもしれない。 (tredair) | [投票] |
★4 | これが生きるということなのか。つ、つらすぎる・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★5 | 設定が如何にもな形式主義を纏うのだが、それを感じさせぬ細部のリアリズムに満ちている。そういった器と中身が渾然として昇華した果てに生きとし生ける哀しみと歓びが現出するあたりプロパガンダ臭の欠片もない。仰角アップが安易な賛歌めいてないのも良い。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 新藤兼人を凄い監督だとは思わないが、乙羽信子と殿山泰司ってなんて凄い役者なんだろう![’03.3.14京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★5 | この人間の条件を無常に投げ出した映画に曲をと頼まれて、林光はいつもの高踏な現代音楽をつけることもできたのに、素朴な嘆きを奏でた。この選択に感銘を覚える。私のたぶん一番好きな映画音楽。林氏の知らないところでシャンソンになったとのこと。 (寒山拾得) | [投票] |