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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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木と市長と文化会館 または七つの偶然(1992/仏)************

★5大傑作。カサヴェテスのように成瀬のようにヒッチコックのようにキアロスタミのように面白い。飄々とジャンルを横断しながら(ミュージカル!)被写体を美しく面白く輝かせる魔法的演出力。ファブリス・ルキーニの娘とパスカル・グレゴリーの会話シーンは真に感動的だ。これほど感動的な会話を映画史はいくつ持っているだろうか。 (3819695)[投票(1)]
★3文化会館を村に作るという虚構計画と、虚構計画に意見を述べる村民の賛否の発言の現実のドキュメンタリーがない混ざる構成には、虚実の壁の取り壊し方として革命的な新しさがある。ロメール組常連の俳優の演技が、この設定の下で大変スリリングだ。 (ジェリー)[投票]
★5田舎LOVE論が政治主導で内容は進んでいくのに緊迫よりも緩やかな山道を画面と共に一緒に歩いている感じ。またエリックロメールの山頂の描き方が和やかで山頂に来る価値がある思いにさせてくれる何度も来たいハイキングコース。 [review] (ジャイアント白田)[投票(1)]
★4現実的な課題を鹿爪顔で転がしながら、話は「もしも」でくくられ飄々と流れていく。何ごとも成るようにはならぬが、成らぬこともときにはなり得るのだ、というポリティカルファンタジー。万人を説き伏せる理屈などないが、万人が心地よい感情はあるという達観。 (ぽんしゅう)[投票]
★4フランス政治にうといので、序盤の政治話にはとまどった。オチが良い。 (赤い戦車)[投票]
★3ファーストカットは風に揺れる大木。何の気なしに画面に映るだけなのだが、一瞬で強い印象が残る。なるほどタイトルはこういうことかと反射的に結びつく。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3箱物振興を打破するメッセージは納得するもエコ帰結の理想主義に鼻白むという、根本的にロメール鑑賞姿勢から逸脱する過ちから逃れ得ない。フェイクドキュのかったるさを反転直撃する終盤の「奇跡」。ただ、そこまで読んで構築されたわけではなさそうだ。 (けにろん)[投票]