「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
忘れじの面影(1948/米) |
ハリウッド製メロドラマの極限。全くこれぞオフュルスとしか言いようのない高貴で流麗、透徹した冷厳。雪の残るウィーンの街角で二人が再会し公園やダンスホールのシーンを経て懐かしい部屋で一夜を共にするに至る一連のシーケンス。この魔法のような演出、映画の感情の、映画の時間の定着。どうすれば涙を抑えることができるのだろう。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
カメラは行き交うカップルを揺れるように渡り歩き、そして階段を登りながら、彼の噂話と階下の彼の姿を捉える。すべての偶然は計算されていると言う彼女の言葉、そしてこの映画そのものの。何と素晴らしいウィーンオペラ座の場面。ブラボー! (動物園のクマ) | [投票(1)] | |
ヒロインの価値観があまりに演歌的なので、今の時代にはちょっと受け入れられないかも。 (tredair) | [投票] | |
ツヴァイク原作、世紀末ウィーンの見事な再現。「陽気の黙示録」は暗転に向かう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |