「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ラ・マンチャの男(1972/米) |
ミュージカル・ナンバーが今ひとつ魅力に乏しく、「滑稽さ」の演出にも独創性が欠けるので「滑稽さの果ての何ものか」が感動を呼ぶに至らない。ジュゼッペ・ロトゥンノの撮影はさすがに悪くないが、被写体との距離を誤っているように思えるショットもある。劇と劇中劇の交錯関係にももっと弁証法的発展がほしい。美術はよい。 (3819695) | [投票] | |
狂人を極度の色眼鏡でも冷視でもなく把握できるようになった今、このキャラクター設定そのものが無理であると感じる。卓抜したスターにどれだけ魅力的な演技をさせても、この脚本のうそ臭さと、編集のリズムの悪さと、画調の鮮度のなさが帳消しにしている。 (ジェリー) | [投票] | |
ミュージカルものは嫌いなのだが、これは臭みがなくて良い。ドン・キホーテにあこがれる。 (pinkblue) | [投票] |