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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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黒いオルフェ(1959/仏=ブラジル)************

★5太陽光のように鮮烈で濃厚で明晰で完熟した映画。ヨーロッパ古典の世界を南米に移し変えるという戦略の大当たり。この世界を強固に支えるのは、主役二人の鋭利で硬質で弾性に満ちた肉体だ。 (ジェリー)[投票(4)]
★3あの喧騒では、人が何人死んでもおかしくなさそう。ブラジル人とは、人生観も恋愛感も精神構造も、何もかもが自分とは違うんだろうなぁ。神話を元にしているようだが、その辺はあまり気にならなかった。 (青山実花)[投票]
★4陽気なラテンのリズムに耳慣れてくる中突然流れる聴き慣れた美しいメロディだけでなく、主役の2人や子ども達の自然な演技、強烈な死神のイメージ、躍動と静寂のバランス、豊かな色彩を溶かす陽光など見所は多い佳作。 (ナム太郎)[投票(1)]
★5サンバの狂騒が発散するあらんかぎりの「生」と、その裏に影のように張り付く「死」の静寂が鮮やかに対峙する。生きて、恋して、ゴム毬のように弾む肉体もまた、あっけなく滅び、そのパッションは次へと延々受け継がれる。浮かび上がるのは野生としての素の人間。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4ギリシア悲劇「悲しみのオルフェウス」のラテン訳(笑)。その融合が見事。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★3延々と続くサンバのリズム&「うる星やつら」みたいなドタバタに呆れ半分だったところに突然の急展開で置いてきぼり。 オルフェの恋はお祭りのついでに盛り上がっただけという気がしてならない。 (TOMIMORI)[投票]
★5時代を又舞台を置き換えて再解釈される古典は後を絶たないが、最高峰の1つと思われる。狂熱のリオを舞台に増幅される対比は狂騒と静寂、愛と憎悪に留まらず生と死をも炙り出すだろう。死の仮面の呼び寄せる刹那の火花とイメージの強烈さ! (けにろん)[投票(3)]