「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
フリーズ・ミー(2000/日) |
低予算で撮られた映画だろうが画面を豊かにする術はいくらでもある。然るに、この映画は無駄にカットを割ったり寄ったりするので低予算の貧相さが余計に画面に出てしまうのだ。石井隆の映画は照明が命なのでこの安っぽさは致命的。竹中始め役者もルーチンワークに留まる。鶴見辰吾の登場時の恭しさだけが予想を逸脱していて悪くなかった。 (赤い戦車) | [投票] | |
3者3様の侵入者が繰り広げる嫌らしさの限りの演技合戦は見応えはあるのだが、肝心の井上晴美に救いようの無い陰惨さを突き抜けて発露される何かがないとなれば、陰にも陽にも振れることなくドツボの如くに映画はパワーダウンするだけで全く救われない。 (けにろん) | [投票(1)] |