★5 | 反ファシズムの凋落が、没落した農村の描写として鮮やかに表現された。現実とはかくも重いのかと、息苦しくなる。どのショットも奥行き感が圧倒的だ。観る者を引きずり込むような老人だらけの風景。画面にあふれかえる草木の緑と西瓜の赤が、主題と見事な対位法をなす。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★5 | ベルトルッチの『市民ケーン』。彼らしいドキュメンタリー・タッチの自然さと、相反する劇映画らしいケレン味。この映画以前の『殺し』や『革命前夜』よりも、この映画以降のヴィットリオ・ストラーロとの共謀ぶりが大好きだ。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | テレビ版とはいえ、高級感漂う映像。ベルドルッチの育ちをうかがうことができる。 (chokobo) | [投票] |
★4 | ボルヘスの魔術的物語に堂々と煌く魔術的映像として描ききれている。 (ALPACA) | [投票] |
★4 | 歴史に残る昼寝と蚊取り線香。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★4 | 濃密な「だまし絵」的空間。4.5点。 [review] (くたー) | [投票(4)] |
★4 | ボルヘスの見事な映像化。ストラーロの撮影も幻想性を映像に加味していて本当に美しい。計算し尽くされた構図と相俟ってまるで絵画のようだ。これで若い美人が出ていれば☆5。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 若きベルトルッチの『不思議の国のアリス』。もしくは『砂の女』。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | サスペンスフルに謎が解明されるわけでもないが、ストラーロによる緩やかな移動と匂い立つ緑萌えるイタリアの田舎町の環境描写が、じわじわ絡め取られるかのような白昼の夢幻とでも言うべき雰囲気を醸し出している。そして、ラストが迷宮化を決定付ける。 (けにろん) | [投票(1)] |