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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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たそがれ清兵衛(2002/日)************

★4観ている間は清兵衛がそんなに立派なオヤジだとは思えなかったが、劇場を出た後でジワジワきたのは、作品自体の丁寧な作りの故か。もっとも、迫力満点の殺陣のシーンだけでも十分この点数付けられます。[ユナイテッド・シネマ入間4/SRD] (Yasu)[投票]
★5封建期の村落社会とそこに住む人たちの肌合いや質感まで描出したお手並みは見事。特に宮沢りえ が、誇りと慎みを兼ね備えた武家の婦女子として切ってはめたような適役。清兵衛の髪を結いなおす時に何気なくたすきをかける動作の自然さを見よ。 (ジェリー)[投票(9)]
★4屋内でのローキーの画面が映画性を際立たせる。山田洋次の器用さには参ってしまう。寅さんシリーズであれだけ「切なさ」を醸成した演出家ならもっと切ない映画にできただろうが、敢えてほどほどにして本作は田中泯の造型に賭けたと見て取れる。この得体の知れない怖さは突出している。日本映画史上でも最高レベルの悪役だろう。 (ゑぎ)[投票(1)]
★5これはすごいわ。10年、いや20年に一本の映画かもしれない。もう完璧。絶句。日本映画の全盛期を見ているようでした。しかも無常観まで表出している。出演者、どんな端役まで心が入ってる。相手を思いやる気持ち、今求められてるのはこれだよね。 (セント)[投票(7)]
★3いかにも藤沢周平という原作でもあるが、寅さん後の山田洋次としてもいかにも、という作品。好感の持てる1本でした。 [review] (chokobo)[投票]
★4正直、初めて山田洋次が映画監督であることを知りました、今までとてもそんな風には思えなかったので。宮沢りえは、きっとすごい女優になるのではないでしょうか。 (動物園のクマ)[投票]
★5ナレーションには違和感を感じたものの、最後それそのものに泣かされた自分に文句を言う権利はない。参った。素晴らしい映画だ。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★4大切なものをなくしたとき、その空虚さに耐えるため、人は時として残りの人生に対して頑なになる。清兵衛と巴の思いやりが生む刃のような遠慮。善右衛門との磁石のような誘引と反発。三人三様の心の揺れを見事に表現した我慢強い山田洋次の演出力が光る。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★5幕末の時代を映しつつも現代人にも通じる生きざまを観た気がする。 [review] (RED DANCER)[投票(2)]
★3ことごとく岸恵子がウゼエ映画。なんだこの皇室特集番組みたいな無表情なナレーションは!? [review] (ボイス母)[投票(4)]
★5正に”For Life”。「生きること」に捧げられた映画。真田&宮沢の演技は演技であって演技ではない。出遭い別れ今、此処にいる、という事実に対する感慨のそのものだ。そして映画監督のシゴトというのはいつ炸裂するかも判らない火花を焦る事も取りこぼす事も無く確実にカメラに収めて行くことだと思う。 (町田)[投票(2)]
★4宮沢りえかよと思ったが、清楚で薄幸な雰囲気が思いがけなく役柄にはまってた。これを見て以来、丁髷周りの髪の生え方を観察するようになった。つうかあの婆さんワザとボケてるだろw (TOMIMORI)[投票(1)]
★2黄昏とは時代の狭間に咲いた束の間の幻想、という感じは出てた。高らかに謳い上げるものではないだろ、という気がするだけ。 (G31)[投票(1)]
★4宮沢りえの、あの腕の白さを見よ。 (ガリガリ博士)[投票]
★4山田洋次とは思えない凄まじい殺陣にびっくり。近年の時代劇では一番面白かった。 (赤い戦車)[投票]
★4ドロくさい人情噺系監督山田洋次初の時代劇はびっくりするくらいリアルな殺陣 [review] (ペペロンチーノ)[投票(20)]
★5初時代劇への拘りの成果が殊更あったとは思えない。しかし、血糊や死体にたかる蠅等は、意外な抽斗とは思わないにしても、よくぞ踏み切ったものだと思う。男女の思い思われ恥ずかし世界と親子の情愛は同じようなものを何度見せられても惚れ惚れする巧さ。 (けにろん)[投票(4)]
★3淡々とした雰囲気も地味な殺陣も役者も凄く良かったが、全てを棒引きにする位、岸恵子の使い方がダメ!説明し過ぎだし、声が雰囲気にまったく合っていない。真田広之宮沢りえが一世一代の名演と言える程良いだけに残念。['03.12.22祇園会館] (直人)[投票(1)]
★4真田広之は静かな演技で実力を示した。田中泯の殺気。 (kenichi)[投票]