★4 | かつて見たときは良く云えばスタイリッシュな(悪く云えばキザったらしい)凝った映像に目を奪われたのだが、今見るとそれ程でもない。しかし静かな語り口の中に不意に焦燥感を爆発させるヒリヒリした演出は今でもしびれるし、「湿度のフィルムへの定着」は圧倒的だ。レスリー・チャンの失われた笑顔とカリ―ナ・ラウの脚の描写に感動する。 (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 意外や意外。メロドラマのウォンカーウェイ。まとめてはいるが、ストーリーが入ってくるとラシクナイ。スピーディーな演出が魅力なのに、モタモタ。でもファンにはたまらない流麗さに映る。
(セント) | [投票] |
★5 | この頃のウォン・カーウァイはまだまだ洗練されておらず、クリストファー・ドイルの撮影も抜群の効果をあげているとは言い難いが…。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | 結末が幸福であろうが、不幸であろうが、男と女の関係には流れた「時」の重さが関与するものだ。頻繁に映し出される時計は、意味を失い日常の流れと切り離される。ヨディ(レスリー・チャン)の周りに流れる「時」はすでに死んでしまっているのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 後の作品を先に観てしまったため、どうにもぎこちない印象が残る。カーテンや鏡の使い方にカーウァイ的イメージの萌芽が感じられて嬉しい。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 制作から28年後の今観ると豪華キャストが楽しい。そして今観てもウォン・カーウァイは映画が下手。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★5 | 隔絶された虚空間で、或いは夜の静寂で決してクロスしない5人の男女の想い。登場人物たちの息詰まりそうな閉塞感を亜熱帯林に舞台を移して解放するかに見えた語り部の視座が突如、神の視座に飛躍するかのようなラスト。1回限りの手法にしても鮮やかすぎる。 (けにろん) | [投票(2)] |