★4 | 僕は正直言って、こういう映画にどのように感動すべきか迷っていた。しかし、あの山、川そして夏の空を見ているうち、遠い昔の記憶が蘇ってきた。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 人間がどんな行いをしていても、自然はただそこに佇んでいる。それをどう思うかは人間側の勝手な理屈なのでしょうが、ここに切り取られる自然の美しさは残酷な美しさに見えます。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 「...そうかんがえたら、ちょっとだけうれしかね。」 自分ではどうしても埋めることの出来ない空洞を忘れたくて、しのんでくる(いや、白昼なんだが)兵隊(香川照之)を夢中で求めるイネ(石田えり)だった。人の心の虚ろを目の当たりにしたときにも、涙が出てしまうことを知った。 [review] (kazby) | [投票(1)] |
★4 | 燦爛とここかしこ、陽の光漏れ落ちたれど、わが青春は押しなべて、晦闇の嵐なりけり −ボードレール [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 地方のコミューンのエロスとタナトスの混在を描いて『祭りの準備』姉妹篇の趣があるが、男が不足する世界で枯れた原田が色気を抑え基軸となり世界をこちら側に繋ぎとめている。総じて女優陣も素晴らしいが、それ以上に特筆は田村演出の室内の夢幻光。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 演技陣、撮影、音楽その他全てが上質。しかしいまいち力強さに欠ける。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 戦時下という名の日常。誰にとってもそれが日常である限り、その歪みは決して歪みではなく当然の日々であるという今の我々には想像しがたい過去の現実を黒木和雄監督は実に静かに見せてくれた。受け継ぎ、受け継がれてゆくべき体験的教訓映画。 (ぽんしゅう) | [投票(7)] |