★3 | 男を立てるのもダメにするのも女なのだ。後者のタイプに囲まれた男にとってこの話はホラーです。[Video] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 何者かになろうとして、何者にもなれない普通の人間賛歌。人間万歳。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 若干黒い十人弱の女。若尾文子越路吹雪京マチ子が浴場でキャキャ云っている景色に遭遇するに及べば市川雷蔵であれ誰であれ欲情さえ遥か彼方に遠ざかり悟りの境地に至るのも至って理である。ナンダカンダで商才も甲斐性も持ち合わせた市川は駄目人間失格だが、空襲後の展開のスイング感に感服する。面白い。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | この毛利菊枝はある意味『雨月物語』を超えてホラー。若尾さんはフェロモン全開。草笛光子に武者ぶりつきたい気持ちも解かる。多数映画化された山崎豊子「船場もの」の中でもキャストの壮麗さに掛けてはコレがピカ一。ギャグとカメラのコンビネーションも相変わらず完璧。 (町田) | [投票(3)] |
★5 | 船場ブルジョワジーの凋落と時代のエネルギーを呑んで生きながらえる女たち。栄華を極めた60年大映の女優陣揃い踏みの圧倒を諧謔で受ける崑も雷蔵も鯔背だ。3人の女たちが高らかに談笑する入浴場面。ここに至って映画は神話の域に達したかのよう。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 豪華な女優陣にどうしても目が行ってしまうが、それを一手に引き受ける市川雷蔵も相当なもんだ。しかも老け役まで同時にこなしてしまうのだから。市川崑の演出ってハマるとこんなにカッコいいんですね。外した作品ばかり観てたから驚きだった。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★5 | 船場のしきたり社会を描いて、なんというモダンさ。溝口健二や成瀬巳喜男ではこうはならない。回想形式を巧みに使い60年代の映像感覚で、無理なく戦前・戦中を描いてしまう。戦後デビューの市川崑・和田夏十コンビの前衛精神がなせる技。 (ぽんしゅう) | [投票(10)] |