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「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

のらくら(1921/米) チャップリンの殺人狂時代(1947/米) 伯爵夫人(1967/英) 巴里の女性(1923/米) 街の灯(1931/米) ニューヨークの王様(1957/英) サーカス(1928/米) ライムライト(1952/米) 担え銃(1918/米) チャップリンのカルメン(1915/米) 犬の生活(1918/米) 一日の行楽(1919/米) チャップリンの 独裁者(1940/米) チャップリンの給料日(1922/米) 偽牧師(1923/米) チャップリンの移民(1917/米) サニー・サイド(1919/米) チャップリンの 黄金狂時代(1925/米) モダン・タイムス(1936/米) キッド(1921/米)が好きな人ファンを表示する

傷だらけの挽歌(1971/米)************

★5大俯瞰の冒頭からダイナー内でのアップ繋ぎに至るレンズ使いの緩急が全篇随所で炸裂する。強弱振り切ったキャラ群がストックホルムな凡主線を傍から複層化する。ニューシネマの残滓を呑んだ徒花はアルドリッチの底意地でどす黒いまでの燐光を放っている。 (けにろん)[投票(1)]
★5アルドリッチらしいキャラクターが群れをなす傑作。老若男女相食む様を冷厳な目線で簡潔に描ききっている。各登場人物の複雑な関係性、例えばスコット・ウィルソンキム・ダービー間の葛藤等、不可視のものを表現する術の巧いこと巧いこと。窮屈な画面設計は彼女の心情の反映か。だからこそ中盤の空撮がポンと出てきた時の爽快感も倍増する。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4誰彼隔てない撃たれっぷりのいさぎよさは、多分撃ちっぷりのいさぎよさに呼応している。一見悲劇的なハナシを喜劇的とさえ言える距離感で突き放す。しかし決して誰も能面ぶってもいない(誰もやり過ぎな程汗ばんでいる)。「痛み」とは肉体への物理的衝撃だということを知っている。 ()[投票(2)]