★3 | 時代劇を意識して動きが抑えられた分、カット割りやカメラワークが単調のためにこの長尺に耐えられる強度を持ち合わせておらず、集中力が持続しない。所々で顔を出す相変わらずベタな三谷節ギャグに冷や汗をかくが、いっそのこと無かったほうが潔かった。舞台向きの題材。 (ガリガリ博士) | [投票(1)] |
★3 | 小説か、さもなくば舞台でないとこの作品は演出できないんじゃないか? [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 南條範夫流の、秀吉の「天下人」としての器量を前面に押し出して、観るものを「なるほどこれなら」と納得させながら、ユーモア、スリル、サスペンスも忘れずにきちんと娯楽映画に仕上げた三谷幸喜の快作。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |
★3 | 配役の化学反応を重視する一方で特定の俳優を繰り返し重用するという緩やかに矛盾した三谷幸喜の方法論の下、初顔の大泉洋と中谷美紀が清々しい。殊に大泉は、地方の面白学生にすぎなかった輩が役所広司と並んで東宝の看板を背負うに至るという芸能立身伝において秀吉と淡く重なり、ふと遠目がちになる。 (3819695) | [投票(3)] |
★5 | 役所のダイワハウス系ボケ演技が堂に入って来て、大泉のツッコミと相性良く、そこに小日向の腹芸が加味され完璧なトライアングルを形成する。衣装・美術・撮影も重厚とキッチュの狭間の座りが良いピンポイントで調和。殺戮の興亡の上澄みの軽み。 (けにろん) | [投票(4)] |
★2 | 無骨で純情な愛すべき旧体制派の勝家と、策略家ながら愛嬌者の新興勢力・秀吉の対立軸が際立たず、両陣営の間に緊張感がないので笑いは不発でドキドキ感も生まれない。女優に魅力がなく、会議までのカウントダウンに迫力がなく、四者会談が弾けないのがその証拠。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |