「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
元禄忠臣蔵・後編(1942/日) |
前・後編あわせて考えると、非常に中途半端。(以下やや「前編」のネタバレあり)[Video] [review] (Yasu) | [投票(1)] | |
室内シーンが多いためか、前編ほどの奔放な長回し移動は鳴りを潜め、物語は人の心に寄り添いはじめるが、周到に「劇的な描写」は除外されエモーショナルな感情が徹底排除される。そんななか、お艶(高峰三枝子)の逸話が突出するのは、溝口の女いじめの真骨頂。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
何気なく台詞を語る役者から他の台詞を語る役者へと橋渡し的にパンする画面、その狭間にはとくに何も映すべきものも映っていないが、極論としてはそこにこそ映画があるような感覚もしてしまう。ファントム・ライド的表象とは似て非なる、物語や世界の実在性を担保するモノ。 (鷂) | [投票(1)] |