★3 | 翌朝の岡田茉莉子の可愛さといったらなかったが、 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 映画と映画ファンには中身ばかりでなく「見た目」も大事だ。小汚い格好をして腕組みして哄笑してけつかる自称映画マニアなぞ死んだ方がよいとさえ思っている。喜重先生は、自身の結構渋目の風貌に反して、ときどき無茶をなされる。 [review] (町田) | [投票] |
★5 | 戦後の復興を背に鄙びた温泉旅館で黴ていく女。男は死の縁から女の精気に救われながら無為に生を消費するしか敵わない。そんな腐れ縁の編年記を時代を負った数日ごとの逢瀬で綴った構成から成島の膨よかな撮影がロマンティシズムを抽出して已まないのだ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | メロドラマとしては増村『清作の妻』や成瀬『浮雲』、溝口『近松物語』と並んで代表作だろう。奇抜な位置ながら照明をきちんと当て、下らない「作家性」などとは無縁の見事なショットの数々。鏡・窓・水・傘といった装置が印象的だ。オーヴァーラップでの時間の省略がまた美しい。岡田茉莉子のうなじが実にエロティック。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 『浮雲』の富岡(森雅之)とゆき子(高峰秀子)には、惰性といえど惹かれ合う関係性を感じるが、周作(長門裕之)と新子(岡田茉莉子)には関わり自体の否定を感じる。それが作者の世代差なのだろうが、恋愛物語としての説得力は今ひとつ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |