★2 | 原田知世はいくつになっても清らかな役を演ってもらいたい…と思ってしまいます。はい。私は駄目人間です。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 淡色のイメージで統一された手堅いだけが取り柄の映画と言ってしまうと身も蓋も無いが澤井演出は何のハッタリもなく悠然としている。だからって何なんだと言ってしまうとそれまでだがなかなかできることではない。思春期の性意識は根底に淡く封印される。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 映画性を盛り込もうと鏡やガラスなどの反射物、写真、階段、坂道といった視覚的特徴をふんだんに取り入れているが、それが全体を通して連関性を持つような主題にまで昇華せず、フォトジェニックな画面への単なる色気と思えてしまうのが痛い。とはいえそこは仕事人澤井信一郎、最低限の楽しさは保証してくれる。白眉は原田知世が上を向く動きと合わせてカットが変わりカメラが原田、階段、林を大きく見下ろすショットか。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 移動を交えたワンシーン長廻しの積み重ねが決してルーズにならず、実に折り目正しく様式美さえ漂わせる。物語のつまらなさなど端から折込済みの澤井信一郎は、視点を原田知世にだけ合わせ、ただ少女を撮ることに専念する。職人のしたたかさに4点。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |