★4 | 優作の思い込みが高結晶化し日本映画に馴染まないチャンドラー的乾いたハードボイルドを現出させた。物語に大した意味など全く求めぬ中、同類項裕也と浸りきって演じる2ショットはスゲーの一言。全篇スタイリッシュで格好いい。それだけで充分。 (けにろん) | [投票(2)] |
★2 | えらくホモい話で驚いた。様々な時間帯の光を捉えた横浜ロケは魅力あるが、お話は雑、御都合、不可解。ホモい映画はいきおい陶酔したロマン文法に走りがちだなあ、なんて思った。 (ペンクロフ) | [投票] |
★4 | この映画の松田優作は取り調べでコテンパンにされようが何をしようがかっこいいし、ホモの真似等何を言ってもかっこいい。情緒に傾斜する一歩手前で踏み止まる乾いた抑制具合の心地よさ。田中浩二が優作に呟く「あんたの声が、好きだ」と。俺も好きだぜ、優作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 動き一本槍の「遊戯シリーズ」と、静の魅力が充満した『陽炎座』『家族ゲーム』の間に位置し、自然体で心を解放したようなブルース歌手松田優作。確かに横浜ではなく「ヨコハマ」に見える仙元誠三の撮影が和製ハードボイルドとしては傑出している。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 優作のかっこよさもさることながら横浜の街やライブバー店内をスタイリッシュに切り取った撮影が出色。話が分かりにくくいろいろ描写が足りてないようにも思えるが、これを見れば工藤栄一が光と影の魔術師と呼ばれる所以は理解できる。凝ったショット満載。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |