「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
エドワード・ヤンの恋愛時代(1994/台湾) |
英題『A Confucian Confusion』が意味するのは、現代はもはや孔子が無条件に肯定されるような時代ではないということなのかなあ。[Video] (Yasu) | [投票] | |
人物捌きが親切でないので錯綜した物語が入ってこず狂騒の度合いも生温い。従って宴のあとの何とやら的感慨もドッチラケで湧かない。如何にもなギョーカイを舞台に持ってきたのがどうにも鼻につき、安手の台湾版トレンディドラマを途中から見せられた感じだ。 (けにろん) | [投票] | |
とにかく、フレーム内外への人物の出し入れが巧く、一時も画面の緊張を途切れさせない。それにしてもこのエレベーターの使い方には参るわけで、この怪物的演出力の持ち主が僅か5本しか長編を遺せなかった事に世の中の不公平さを感じてならない。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
ここに描かれた人間模様が、もし現代台湾の国家観や時代感の投影だとするのなら、例えば大島の『儀式』のような切実さはなく、或いはW・アレンの恋愛喜劇のようなアイロニーも存在しない。いかにこれがヤン流とはいえ、取り留めのなき恋愛痴話の観は否めない。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |