★4 | ほとんどのギャグが視覚的な笑いになっていて評価できる。ゼタ・ジョーンズとのディナーではそれぞれの芸を1ショットの長回しで見せる。また、本作はスピルバーグの中でもホークスからの影響が色濃く窺えて実に好ましい。チームワークで女を誘導し、ハンクスの膝へと着地させる。床からの反射光、飛行機のライト、噴水の煌き。カミンスキーとの充実した共闘作業も見ものである。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 人物造型はスピルバーグの底の浅さを露呈させてしまっている。コメディとしてもとても見ていられない演出が横溢する。ただし、セットかどうかは関係なくJFK国際空港を縦横無尽に見せきる演出力は認めるべきだ。ジャズ・ファンを喜ばせるプロットはある種の冒険だろう。多分、大多数の観客には訴求しないだろうが。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | alien(異邦人・異星人)をどう迎えるかという物語であり、『E.T.』や『未知との遭遇』と同系列と言えなくもない。ガラスで隔てられた空間としての空港。手が届きそうに近くに見えるものに触れられないもどかしさを、セットが空間的に演出している。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |