「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
皆殺しの天使(1962/メキシコ) |
この不条理を切迫したリアルな状況として描き出すブニュエルの力量。本作独自の法則で物語が進み、それについての説明が一切ないのに引き込まれるんだから物凄い。『アンダルシアの犬』から描き続けた悪夢描写も冴えており非の打ち所がない。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] | |
この人はほんと意地悪な映画撮るなあ。 (赤い戦車) | [投票] | |
何が起こるか判らない、従って何が起こっても不思議ではない。これこそ映画の世界だろう。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
「皆殺す天使」に魅入られた「ブルジョワ」へのブニュエルの愛憎が初期の尖鋭な前衛と後期の豊穣な諧謔の過渡期に絶妙の均衡で融合された最高到達点。形而上のアイデアは数多の具象な設定を伴い初めて真の輝きを獲得する。その隠し抽斗の存在こそ命脈。 (けにろん) | [投票(2)] |