「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
マッスル・モンク(2003/香港) |
映画は現実ではない、嘘なのだからその「嘘」を強調することでより「映画」らしさが深まる、ということを清順ほか超一流の作家は意識的或いは無意識のうちに実践してきたわけだが、ここでのジョニー・トーもそれを体現してみせている。まず前世の視覚的表現は原始的だが的確だし、マッチョスーツはカルマの重さの視覚的表現なのだ。93分に詰め込まれた膨大なアイデア量はほとんど狂気の沙汰。野蛮なシネマこそ面白い。 (赤い戦車) | [投票] |