「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
TAKESHIS’(2005/日) |
将来再評価されるべき北野武作品があるとすればこれだろう。欲望の赴くままにやりたいこと撮りたいものを詰め込み、それらを繋ぐため申し訳程度に筋道を作っておく。いつしか現実/非現実の境界は消え失せる。やってることは今敏の『パプリカ』とそんな変わらないのに何故こうも差がつくのか。 (赤い戦車) | [投票] | |
自作のパロディで味付けされた寺山的なアングラ趣味をこれでもかと反復する。「悪夢」としてのリアリティはあるのかもしれないが、そこに浮かび上がる北野個人の強迫観念もきわめて凡庸なものでしかない。 (_) | [投票(3)] | |
下手で下世話な『ドッペルゲンガー』な『8 1/2』。しかも、無防備に自己陶酔した廉価な自己模倣で彩られて尚更救われない。登り詰め得た処から落ちることへの怯えは傍目に恥ずかしくとも真摯に直視すべきでスカした笑いで誤魔化す位なら晒すべきでない。 (けにろん) | [投票(2)] |