★4 | リンチはデジタルビデオの質感ととても相性が良い監督なのだろう。リンチ的アップにしてもフラッシュにしてもDVの殺伐とした映像によって酩酊感が増幅されている。次のシーンで、というか次のカットで何が起こるかサッパリ分からない、という緊張を2時間も味わわせてくれるのだから大したものだ。終盤の辻褄合わせがむしろ邪魔とさえ感じる程楽しめた。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★3 | 入れ子の物語が均質で一体な戦慄に昇華するには、ポーランド劇中劇の比較的平易なエモーションがバランスを欠き、ローラ・ダーンのマジ怖い顔面演技全開ぶりだけでは楔効果は不足。瞬間的には戦慄すべき即物感を醸すデジカメだが全篇使用は好悪半ばか。 (けにろん) | [投票(5)] |
★5 | リンチ自身の手持ちのデジカムによる撮影は、フィルムの質感を犠牲にしてはいるが、手振れや、不器用なズーミングが、覗く者=リンチの身体性を感じさせる。彼の主観に身を重ね、眼前の光景に立会う気持ちで観れば、奇妙な味わいが愉しめる。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★1 | 意味不明の登場人物とセリフの羅列。これで180分は長すぎる。 [review] (saku99) | [投票(3)] |