★4 | カメラワークと人物の動かし方が神業的に巧い。技巧面では超傑作だと思うし、自己顕示のための殺人というテーマも新鮮で面白かったが、ラストがイマイチ締まらない感じがした。ジェームズ・スチュワートが言い訳がましくてかっこ悪いんだよね。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | さして面白くない映画であるが、技法の研究用として一見の価値はある。長回しで有名な作品だが、むしろカットを割ることがどのような効果を生むのか、それを学術的に考察する上で非常に勉強になるのだ。私が観たバージョンは、クローズアップによる繋ぎ(つまり、「カットを割った」と観客に思わせたくない繋ぎ方)を除くと、5回はっきりとカットを割っていた。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 「あぁん?怪しいぞぉ おめえらぁ…」てな感じのジェームズ・スチュアートのネチっこさが最高。 (ドド) | [投票] |
★3 | 手法は思いつきでしかなく物語とは何ひとつ必然な連関を持たない。10分目のカット繋ぎの黒身が来るたびに「ホーッ」とか「ナ〜ル」とか思ってしまうのはどうか。唯、こういう時代に変質者を主役に据えて平然と映画を撮っちまう変質味こそに意味がある。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 全篇をワンカット――に「見える」ように撮っていると聞いていたので、二箇所、さり気なくかつ堂々とカットを割っていたのが、却って大胆、新鮮に見えてしまう奇妙。実時間的な流れが活きた場面があるだけに、窓外の風景の変化で時間を省略したのが残念。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |