「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
太平洋ひとりぼっち(1963/日) |
裕次郎&ルリ子の日活明朗コンビも田中&森の『おとうと』根暗父母に呑まれ暗鬱になる、そのミスマッチ。頻繁にインサートされる東京の夜景は甘い郷愁じゃなく異世界の風景みたいだ。市川節は堪能できても感銘は今いち盛り上がらない。 (けにろん) | [投票(4)] | |
主人公のナレーションや、頻繁に挿入される回想シーンは、観客を退屈させはしないが、孤立感を殺ぐこと甚だしい。堀江青年に寄り添うような撮影が、彼を捉えるカメラ、観客という三者の共犯関係を成立させるが、「ひとりぼっち」感にとっては致命的。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |