「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
無伴奏(2015/日) |
これも暗い画面が心地よい。そしてそれは、二つの異空間−名曲喫茶「無伴奏」と竹藪を抜けた茶室−の見せ方が良いということだ。どちらもローキーに徹している。特にこの茶室。増村保造の『千羽鶴』を想起する。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
結局はこの顛末が主人公に何かをもたらしたわけでも無さそうで、寧ろ無いことが成海璃子のノーブル且つ無頓着演技で際立つのが清々しい。自己愛に浸りたいところを回避し得ている。大騒ぎの片隅で、ただただ無為に内省的な思索にふける時代性が心地よい。 (けにろん) | [投票(3)] |