「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ザ・コンサルタント(2016/米) |
アクションは落ち着いたカメラ捌きで格闘や位置関係など分かりやすく見せてくれるが、会話演出となると無駄に思えるカットが途端に増えてくるのは一種の現代病。そこに回想がいくつも加わって映画の勢いも萎んでしまう。アナ・ケンドリックを扉の隙間から見つめる視点の挿入が素晴らしい。発砲音の重みも特筆に値する。 (赤い戦車) | [投票] | |
いわゆる「高機能自閉症」なる障害による特性が、ユニークな個性として描かれて、それはプロフェッショナリズムと近似して見える。そこに似て非なるものがあるとせば、情緒的な独善性があるかないかかも知れず。主人公はアメリカ的モラル(家族第一)のもとに黒幕の言い分を一顧だにしないが、そのことの独善性に自覚はない。よくも悪しくも子供の儘大人を生きる主人公。泣けるけど。 (鷂) | [投票(1)] | |
骨肉相食むが常道とされるジャンルに於き300%の信頼を謳う反時代性に胸が熱くなる。兄弟間の揺るぎなき思いや親が子を思い子は親を信頼する。そういう全き理想郷がドンパチの末に現出し設定の奇矯は須く回収される。アナケンのニッチ感も世界に適合。 (けにろん) | [投票(4)] |