「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
心中天網島(1969/日) |
脚本・撮影・美術・音楽と成る程、時代の先鋭を感じさせる前衛的スタッフワークは素晴らしいのだろうが、何だかこれみよがしな感じがする。そんなのばかりが前面に出て心中に至るパッションが後方に霞むのであれば本末転倒じゃないだろうか。 (けにろん) | [投票(4)] | |
紙屋治兵衛に中村吉右衛門を起用しながら、あくまで裏方の存在であるはずの黒子が完全に主役を食っている立場逆転の皮肉。遊郭を抽象的な現代美術で造ってしまう発想。共に素晴らしく古典劇の退屈感を吹き飛ばすには十分のインパクト。 (マッツァ) | [投票(2)] |